【トモさんの部屋】「箱根駅伝 全国へ門戸へ」を聞いて...

2022年07月18日 | ■トモさんの部屋

こんにちわ。中川です。
新盆が終わりました。世界陸上もはじまり、”夏”っぽくなってきましたね~太陽 私は夏の曲が好きなので、車を運転していても、とても気分が良い季節です。(ただ、汗っかきなので、汗のベトベトは勘弁して~ガーンな季節です。) 新盆は、ちょっとブログを更新しようと思っていたので、いろいろ話題を探しながら過ごしました。やっぱり気になったのは、「箱根駅伝 全国へ門戸へ」です。今回は、この話題について、話をしてみたいと思います。

少し前ですが、7月2日のネット記事です。「甘くない現実」とか「大いなる可能性」とか、書かれています。この記事以外にも、賛成、反対、様々な意見があります。とある関東外の大学チームの監督は甘くないと言いますし、選手も「箱根を目指しているわけではない」とツイートしたりしています。18年前の第80回記念大会、全日本学生選抜といい「関東学生選抜+関東外の強い奴を集めたチーム」みたいなチームが1回限り編成され、中川はキャプテンという事で4区を走り、区間11位で走破しました。その経験から、ちょっと話をしてみます。

【トモさんの部屋】「箱根駅伝 全国へ門戸へ」を聞いて...
※発表されてから、様々なネット記事がアップされています。

中川は区間11位でしか走れなかった事から、箱根を走ったことを10年近く(現役時代)は、殆ど話しませんでした。当時、世界クロスカントリー日本代表にもなり、欧州遠征にも出かけるトップ選手だったので、区間11位でしか走れなかった事を”抹消”したかったのだと思います。引退して会社員となり、箱根の話が一番ウケが良く、話をすると喜んでもらえるので「まぁ、いいか」と、だんだん話すようになりました。起業してすぐ、浜松商工会議所のツキイチセミナーで優勝予想をさせて頂いたこともあります。現役当時は”結果”というものにか興味が無かった(=今思うと、狭い視野で狭い心だったと思う)ですが、いろいろ思い出すようになりました。

一言で言うと、
「これはこれで青春」
でした。京都産業大学のキャプテンとして、出雲駅伝も全日本大学駅伝も惨敗し、関西学生駅伝では27年間の連覇を止め、12月はストレスから胃腸炎になって体調不良でした。そんな中での箱根駅伝、メンバーにすら入れるかどうかの状態でした。チームは正直強かったです。当時は10000m28分台は28名しかいなかった(=とはいうものの、急激に28分台が増えた頃)、徳山大学の白濱君と私の2名が28分台でした。ほとんどのメンバーは10000m29分半を突破、登録14名を決めた11月の日体大記録会も29分20秒あたりがボーダーラインとなりました。平均タイムも、駒澤大学、東海大学に次いで3番目、4番目だったと思います。そんなメンバーだったから、4区の私迄16位を走っていたのに、5区の鐘ヶ江君が区間賞の走りで一気に7位争いまで押し上げ、6位相当でGoalできたのだと思います。ただ強いだけではありませんでした。アンカーを務めた片岡さん(北海道の学生から出た箱根ランナー)は、チームの副キャプテンとして、全員で飲み会やったり、チームのコミュニケーションを積極的にとったりして、チームワークを築いてくれました。マネージャーだったのは、日本学連の幹事長だった鈴木君、車をかっ飛ばして箱根から大手町を移動してくれたし、キャプテン、副キャプテンとも、いろいろ本音で話をしてくれました。試合の前にカラオケに出かける選手がいたり、ご飯を食べるときも一緒に会話したり、これって寄せ集めチームじゃないよね?って思うぐらい、チームワークは最高でした。(=無論、その時はコロナではない)通算で10泊も一緒にしていない仲間です。それでも箱根駅伝は6位でGoalできた、そういう時代だったんです。何より凄かったのは、ここで走ったメンバーの殆どが実業団へ進み、各チームの主力として活躍した事です。試合で会っても、互いに励まし合って、互いに高めあう仲間として、一緒に走りました。
箱根駅伝の全国化が正しかった、間違いである、そういう問題ではなく、「あーすごかったな、青春だな」って事です。こんな素晴らしい青春があったのに、自分の結果が悪い事で、尖っていた20代の私には消したい過去だった。これこそが、私自身が恥じるべきことなのだと思います。こんなんでは、私では世界で戦える器ではないですよね。今、TOMORUNコーチとして指導している上で大切にしている「反結果主義のコーチング」は、こういった反省も込めています。(=結果に拘るのは重要、反結果主義とは結果で評価しないという事、選手の器を広げる指導という事)

とある高校生トップアスリートと話をした時、私の現役時代の話をして、「中川さんの頃、シューズとか今みたいじゃなかったですよね?それでこの(中川の)記録はすごいですね。」と言われました。実際、トレーニング理論も、レース戦略やチームビルディングも、シューズも時計も、進化しています。関東外のチームが戦えるかといえば、厳しいのだと思います。TOMORUNの長距離指導でも、県内中学生アスリートがベイパーフライ&ドラゴンフライと厚底&スパイクを履いているにも関わらず、県トップで争ってきたTOMORUNの中学生は厚底でないアシックスシューズで戦っていますから、シューズの影響もわかっているつもりです。(=TOMORUNの中学会員には、将来の伸びしろを考えて厚底を勧めない指導をしています。) 

この高速時代に、確かに上位で行ける関東外チームが出てくるかと言われると難しいでしょう。とはいうものの、「挑戦する素晴らしさ」は、結果より素晴らしい財産を与えてくれます。逃げずに挑戦した者にしか得れないものは、その特定のスポーツで生きる狭いスキルよりも、人生を華やかに素晴らしいものにする財産を与えてくれます。この事には、間違いはありません。これからスポーツ界は、あらゆる規制緩和で生き残りを図ってきます。箱根駅伝も、その例外ではなく、全国へ門戸はその一環だと私は捉えています。だからこそ、チャンスを与えられた者には、逃げずに挑戦をしてほしいです。そして、青春という名の、素晴らしい財産を得てほしい。これが、私の想いです。

第100回大会、私は大手町を訪れようかと思います。

(中川 智博)



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