駅伝シーズンに向けて感じる事・・・
2015年09月05日
10月に入ると、出雲駅伝が始まり、いよいよ駅伝シーズンに突入する。
そんな駅伝シーズンになると、次世代の大物スター選手が生まれてくる。
そう今年の世界陸上に出た村山兄弟や設楽兄弟も、こういった駅伝シーズンに育てられた選手だ。
大迫傑選手もそうかもしれない。(駅伝嫌いと自称しているが)
駅伝シーズンを占う上で最も重要な指数が、10000mのチーム平均である。
チーム平均が高いチームであれば、それは勝利へのポテンシャルが高いという事になる。
事実、学生ながら27分台ランナーを持つチームが上位争いに加わる。
でも実際、過去の偉大なランナーの記録が永久に残っていたり、なかなか破られなかったりするものである。
10000mとは、ご存じトラックを25周走る。
この種目はエチオピアとケニア、その隣国エストニアの3か国で争っている時代が長く続いたが、近年では、米国や英国などの先進国も台頭してきている。
日本では、”28分台”というのが1つの目安であり、この”28分台”で走るとレギュラーメンバーの仲間入りができる。
でも私が学生の頃は、日本の学生に”28分台”が28名しかいなかったが、いまやメンバー全員28分台というチームが数チームある。
この傾向は、日本100傑の平均推移をみると一目瞭然である。
そんな状況でありながら、イエテボリ世界陸上の早田選手、シドニー五輪の高岡選手、花田選手の様に、世界の入賞に絡む選手が育たない。
なぜなのだろうか?
世界のレベルが上がったのか?
いや日本も上がっている。
記録より記憶
いくらタイムを出しても、強さがあり、インパクトがないと選手は覚えて貰えない。
アマチュアスポーツなら言い訳が立つが、プロであるなら観客に覚えて貰えない選手は二流だ。
つまり記憶に残る勝負を展開する必要がある。
そういった意味で、今の日本は記録大国になっているのではないか?
だからこそ、過去に入賞した選手達よりもポテンシャルは高いというpositiveな考えもある。
いや、今はそう考えて、Positiveに突き進む以外、日本の陸上界・長距離界が生き残る道はないのではないか?
そういう意味で、我々、市民ランナーが選手に興味を持つ事は、重要であると思う。
1200万人と言われる日本のランニング人口、そのランナーが世界陸上の長距離選手たちに興味を持てばどうなる?
その化学変化が面白そうだ。
なにやってんだ?着けよそこ!
期待してんだよ。ちゃんとやれよ!
居酒屋でプロ野球見て叫んでるおっちゃんと一緒かもしれないけど、スポーツってファンが居ないと選手も強くならない。
ぜひ、リオに向けて、陸上長距離に興味を持ってほしい。
(中川智博)
そんな駅伝シーズンになると、次世代の大物スター選手が生まれてくる。
そう今年の世界陸上に出た村山兄弟や設楽兄弟も、こういった駅伝シーズンに育てられた選手だ。
大迫傑選手もそうかもしれない。(駅伝嫌いと自称しているが)
駅伝シーズンを占う上で最も重要な指数が、10000mのチーム平均である。
チーム平均が高いチームであれば、それは勝利へのポテンシャルが高いという事になる。
事実、学生ながら27分台ランナーを持つチームが上位争いに加わる。
でも実際、過去の偉大なランナーの記録が永久に残っていたり、なかなか破られなかったりするものである。
10000mとは、ご存じトラックを25周走る。
この種目はエチオピアとケニア、その隣国エストニアの3か国で争っている時代が長く続いたが、近年では、米国や英国などの先進国も台頭してきている。
日本では、”28分台”というのが1つの目安であり、この”28分台”で走るとレギュラーメンバーの仲間入りができる。
でも私が学生の頃は、日本の学生に”28分台”が28名しかいなかったが、いまやメンバー全員28分台というチームが数チームある。
この傾向は、日本100傑の平均推移をみると一目瞭然である。
そんな状況でありながら、イエテボリ世界陸上の早田選手、シドニー五輪の高岡選手、花田選手の様に、世界の入賞に絡む選手が育たない。
なぜなのだろうか?
世界のレベルが上がったのか?
いや日本も上がっている。
記録より記憶
いくらタイムを出しても、強さがあり、インパクトがないと選手は覚えて貰えない。
アマチュアスポーツなら言い訳が立つが、プロであるなら観客に覚えて貰えない選手は二流だ。
つまり記憶に残る勝負を展開する必要がある。
そういった意味で、今の日本は記録大国になっているのではないか?
だからこそ、過去に入賞した選手達よりもポテンシャルは高いというpositiveな考えもある。
いや、今はそう考えて、Positiveに突き進む以外、日本の陸上界・長距離界が生き残る道はないのではないか?
そういう意味で、我々、市民ランナーが選手に興味を持つ事は、重要であると思う。
1200万人と言われる日本のランニング人口、そのランナーが世界陸上の長距離選手たちに興味を持てばどうなる?
その化学変化が面白そうだ。
なにやってんだ?着けよそこ!
期待してんだよ。ちゃんとやれよ!
居酒屋でプロ野球見て叫んでるおっちゃんと一緒かもしれないけど、スポーツってファンが居ないと選手も強くならない。
ぜひ、リオに向けて、陸上長距離に興味を持ってほしい。
(中川智博)