ニューイヤー駅伝/箱根駅伝を見て
本年もよろしくお願い致します
お正月といえば、
駅伝です。
日本中の学生・実業団ランナーは、この日を目指して日々トレーニングしています。
また、この駅伝から多くのランナーが世界へ羽ばたいていきました。
駅伝は、日本の中長距離強化にとって欠かせないロードレースとなっています。
さて、2016年の駅伝競走を見ていて感じた事があります。
それは、
速いという事。
駅伝はニューイヤー駅伝であれば100kmの長丁場です。
最初飛ばして後半失速した選手が、前半からペースを刻んだ選
手に抜かれるなんてイメージ。
これはもはや
過去の話だそうです。
乱暴な言い方だと、
MAXスピードで行けるだけ行って、後半もペースを維持するという走り。
前半にキロ3分で行きます的な選手は置いいかれ、強い選手だけが
前の”流れ”に乗れる。後半は、その
前の”流れ”での勝負になり、その勝負で
次の区間の”流れ”がある程度決まってくる。
身体と気持ち、両方の強さが必要
そんな駅伝レースになってきたと感じました。
一言で言うと
成熟
なのかもしれません。
レース全体のレベルが成熟してきて、選手同士が拮抗しているので、大スターって居ない印象です。
けど、戦う現場では、このレベルアップへの対応が大変です。
成熟されたレースがゆえ、アクシデントがあったら1発で終わり。
乱暴に言うなら、
中距離化としているのでしょうか。
元日に感じた事を、指導に生かしていきたいし、2月の浜名湖では箱根に出た選手たちに肉薄するチームを作りたいと思いました。
あともう1つ好き勝手に言わせて頂くなら、ニューイヤー駅伝上位の実業団チームが静岡県に居ない事は、寂しい。
静岡県長距離の強化的にも普及的にも・・・。
自分が頑張って走り続けてきたレースだからこそ、そう感じました。
本年も宜しくお願い致します。
(中川智博)